日本口腔外科学会(名古屋)で学会発表してきました
2015年10月、名古屋国際会議場で開催された日本口腔外科学会で学会発表を行ってきました(2015年10月現在、私は新潟大学歯学部口腔再建外科学講座の社会人大学院の4年生です)。日本語では、「歯の移植の予後因子のバリデーションスタディー」という演題です。
何らかの理由で歯がなくなった部分に、親知らずその他の自分の歯を移植するという「歯の移植」という治療があります。新潟大学歯学部口腔再建外科学講座では、その治療が成功するかどうかを、歯の移植の治療に関わる色々な因子(年齢、性別、歯の治療の有無その他等)から検討し、歯の移植の治療後の予後を推測しようという研究を行っています。
発表では、歯の移植に関わる26個の因子に関して、新潟大学医歯学総合病院での「歯の移植外来」で、歯の移植の治療のプロトコール(治療に必要なデータの記録)を使用した患者さんの集団とプロトコールを使用せずに治療を行った古い時期の歯の移植の患者さんの集団の予後因子の比較を行っています。具体的には相関行列という分析方法を利用して、プロトコールを利用することによる治療の重要性を報告しています。学生の方々は、こんな統計の手法を将来学ぶ機会があるかもしれません。頑張って和訳にチャレンジしてみてください(いずれ別ページに掲載します)。(2015-11-9)